ルンドってこんなとこ!

大学生の気ままなブログ。スウェーデンの生活とヨーロッパ旅行

なぜ長期留学をお勧めするか

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街は紅葉に色づき、秋の支度を始めました。

ルンド留学生活 2ヶ月目

 

秋学期の前半のセメスターも終盤に差し掛かっています。

 

 

寒く、暗く、長い北欧の冬は恐いけれど

日本に帰るのが近づくと思うとルンドを離れたくないなという気持ちが増します。

 

 

今日は「語学留学」について考えたいと思います。

 

 

 

大学生の中で、夏休み2ヶ月を利用して英語圏に短期留学をしに行くというのはとてもポピュラーだと思います。実際私の友達にも数名います。目的は「英語力の向上」です。

 

 

これはあくまで、私の意見なのですが、留学の目的は日本でできない体験をすることだと思います。

 

 

 

英語力を伸ばすという意味で2ヶ月という期間は短いと思います。意味がないとはいいません。動機付けなどとしてはいい経験と言えるでしょう。

 

 

 

実際、現地について数週間はまだ旅行気分で1ヶ月経ってやっと生活に慣れ、新しい環境で出会った人たちが何を話しているのかなんとなくわかったきたところで帰国。

 

 

という所です。

 

 

 

何が言いたいかというと、2ヶ月ではポテンシャルの英語を活用する段階で終わってしまうのではないかということです。もちろん自主学習として語彙力を日々身につけて入れば変化はあるでしょうが、相手が何を言っているのか理解しようとするだけでもかなり疲れます。

 

 

 

留学における目的として「英語力」を磨きたい、向上させたいとは言いますが、それよりも大事なことは「コミュニケーション能力」だとおもいます。伝えられる単語が少なくても、何かを伝えようとする姿勢、あなたとコミュニケーションがとりたいという意思が伝わるかどうかだと思います。

 

 

今、オランダから来た子とルームシェアをしているのですが、よく一緒にご飯を食べます。(半年前の私には想像もつかなかった日常です)オランダの料理を作ってくれたりするので、新鮮で会話もオランダと日本のことを話します。鎖国していた時代欧州で貿易していたのはオランダだけなんだよ、とかランドセルはオランダ語からきているんだよとか、話していたらきりがありません。彼女とは「友達」の関係を築けてとても嬉しく思います。

 

 

 

留学先で出会った人とはみんなはじめは Nice to meet you. 名前と出身国の会話から入ります。そこから「友達」と呼べるような、日本人の友達と喋る感覚でいられる友達になれるかどうかは、会話を楽しめるかが分かれ目です。

 

 

面白いことに、私は今お笑い芸人さんが抱える悩みと同じ悩みを抱えています。「笑い」とは何か。それは国や文化によって多少異なるかもしれません。でも、国籍を超えてジョークが言い合える仲のいい友達ができることって素晴らしいと思います。

 

 

日本の英語教育についてスウェーデン人の友達と喋る機会があったのですが

(これも日本では滅多にできない経験ですね) 彼は、大学入学して1年で日本語をマスターしました。

 

それに対して、日本人は小中高で英語を勉強しているにも関わらず、英語が下手です。なぜか。それは自分で文章を作って話す機会がないからです。

 

 

与えられた課題に取り組んで何が間違っていたか確認する方法は、語学において不向きです。それに気づかされたのは、今まで英語の先生がテキストを読む以外で英語を話しているのを見たことがありません。スウェーデン人の英語の先生は流暢に英語を話します。日本語の先生も日本語を話します。

 

生徒が先生のレベルを超えて学習して行くのはごく稀です。

 

 

日本は語学の指導方法を見直すべきだと思います。

 

 

 

来週は、オランダの友達のオススメしてくれたオランダとベルギーに行くのでそれについてまた更新します。

 

Hejdå